今年上半期は経済をめぐる話題が次々に登場し、非常に「熱い」6カ月間だったといえる。私たちの生活から遠いところにあると思われてきた経済関連のキーワードが、身近な話題の中に生き生きと飛び込んできた。野菜が畑からスーパーマーケットにたどり著くまでの道のり、高速道路でのむやみやたらな各種費用の徴収、個人所得稅の課稅最低額の調整、などなどだ。
今、6つの経済キーワードを挙げ、それぞれの注目點を振り返る。
(1)価格上昇
油の値上がり、砂糖の値上がり、ブタ肉の値上がり、漢方薬材料の値上がり……人々の生活と切っても切り離せないさまざまな製品の価格が、今年上半期にはことごとく上昇した。上半期の経済で最も注目を集めたのは価格上昇だ。
國家統計局がこのほど発表した今年上半期のマクロ経済データによると、同期の消費者物価指數(CPI)は前年同期比5.4%上昇し、6月には前年同月比6.4%上昇して過去最高を更新した。うち食品価格は同14.4%上昇し、非食品価格は同3.0%上昇した。