電機?家電大手の海爾(ハイアール)集団はこのほど日本最大の建築材料メーカーLIXIL(リクシル)と住宅建設産業における合弁合意に調印し、合弁會社を正式に設立した。住宅商品の設計、生産、販売といったさまざまな分野で全面的な協力を展開するという。「國際商報」が伝えた。
世界家電業界のトップブランドとして、ハイアールは家電製品の研究開発、製造、販売などで強い影響力を備えており、住宅建設の分野でも多くの業績を上げてきた。たとえば臺所に関する國家基準の起草や制定に攜わり、住宅標準化委員會の委員を務め、住宅の標準化拠點を建設するなどしてきた。一方、LIXILは日本最大の建材グループで、玄関ドア、窓、金屬(五金)建材、浴室、洗面化粧室、トイレ、キッチン、タイルなどの分野では、いずれも日本市場でトップの売上を誇り、住宅商品の発展トレンドの牽引役を擔っている。
ハイアール側の責任者によると、このたびの協力の意義は、商品の全面的な研究開発や製造だけにあるのではなく、2つのグループが擁する販売ルートと新合弁會社との協力を達成することにもあるという。協力の最先端部分では、ハイアールは合弁の設計會社を主體とし、LIXILの豊富な環境保護製品のリソースと設計のリソースを活用して、最も競爭力の高い魅力的な住宅設計を提供する。協力の最後尾では、ハイアールが擁する整った物流ネットワークと販売ネットワークにより、各種のルート資源の買い取り販売の調整を通じて、末端の顧客の需要に応えるという。
「人民網日本語版」2011年8月2日