中國が初めて歐州向けに輸出する新型ライトレール(軽量な旅客鉄道)車両(LRV)が10日、中國國営の鉄道車両製造大手「中國南車集団」傘下の「株洲電気機関車有限公司」(本社湖南省)でラインオフした。知的財産権を保有する同車両は歐州進出に向け大きな一歩を踏み出した。中國國営の「新華社通信」(電子版)が報じた。
トルコ? イズミル市向けに製造された同車両の外観と內裝には、イスラム建築やエーゲ海の風景などトルコ文化の要素がふんだんに取り入れられている。実際に列車の中に入ったイズミル市の市長らは、人體型データに基づいて設計され、すべての面が尖った角のない曲面設計のサスペンション式シートなど、完成度の高い車両を絶賛。同市長は「同車輌がイズミル市の交通をさらに安全で便利なものにし、各國から來た旅客に快適な旅を提供できる」と期待を膨らませている。