林國本
今回、「中秋節(jié)」の三連休を利用して、安徽省黃山市への旅に出かけたが、帰途上海から、開通して間もない高速鉄道を利用して北京に戻ってきた。私はふだん、日本の新聞によく目を通しているので、完工したばかりの自國の高速鉄道の安全性を疑うのはよくないことは重々承知しているが、また、數(shù)年間のもろもろのデータの蓄積分析のない狀況の下で、予知不可能なこともあるし、運営している人たちも、短期促成式の育成を経た人たちなので、大丈夫かなと思い、空路での帰京を願ったが、新しいもの好きの人たちに押し切られて、とうとう多數(shù)決に従うことにした。
乗ってみた印象としては、開通して間もないことだから、私が長期間仕事で滯在した日本の新幹線に比べると、イマイチの感は否めない。私が日本の新幹線を利用したのは、日本に新幹線ができてから20年後のことだから、あと20年も経てば中國の高速鉄道ももっと立派なものになっているだろうし、乗客のマナーももっとよくなっているだろう。
まず、最初にトイレがきたないことだ。これは國際的には面汚しとなろう。そして車內(nèi)が騒がしいことだ。特に地方の駅から乗車してくる人たちは傍若無人の感がある。こうしたことは、國際化、生活水準の向上によって徐々に解決されることだろう。