中國の溫家寶総理はこのほど、広東で貿易企業の狀況について調査?研究した際、當面、対外貿易では、輸出政策の基本的安定の維持、輸入の積極的拡大、貿易発展パターンの転換加速、外資利用の質と水準の向上および海外進出戦略の積極的かつ穏やかな実施という五つの活動に重點的に力を入れる必要があると指摘した。
溫家寶総理は次のように強調した。輸出政策の基本的安定を維持すべきだ。輸出還付稅政策を安定させ、輸出還付稅の還付スピードを速め、貿易企業に対する融資支援を強化し、小企業に対する金融サービスを改善し、輸出信用リスクの保障メカニズムを整え、輸出企業の外貨回収の安全を確保し、人民元為替レートの基本的安定を維持して貿易企業に過大な衝撃を與えるのを回避すべきだ。輸入を積極的に拡大すべきだ。輸入強化、貿易均衡促進のための指導意見〈ガイドライン〉策定を急ぎ、輸入利子補給、輸入金融、輸入関稅などの政策措置を充実させ、企業の輸入拡大のために一層有利な條件を整えるべきだ。
「貿易発展パターンの転換を速めるべきだ。引き続き伝統的な比較優位の発展と強化をはかり、早急に新たな競爭の優位を育てるようにする。より多くの精力をブランド育成、営業販売網および研究開発?設計などの面に置き、自前の知的財産権をもつ高級、精密、先端、新製品をより多く生産し、「中國製造」〈メイド?イン?チャイナ〉から「中國創造」へ転換すべきだ。外資利用の質と水準を高めるべきだ。外資を積極的効果的に利用する方針を堅持し、構造の最適化と質の向上を一層重視する。外資がハイエンド製造、ハイ?ニューテク、近代的サービス業、新エネルギー?省エネ環境保護の各産業に重點的に投資し、中?西部地區に投資することを奨勵する。海外進出戦略を積極的かつ穏やかに実施すべきだ。融資、外貨、稅?財政、人員の出入國などの政策措置を充実させ、國內企業が海外に加工拠點、営業販売網と研究開発センターを建設することを奨勵する」
溫総理は、當面と今後しばらく、対外貿易では「安定成長、構造調整、均衡促進」という3本の柱を軸にしてしっかり活動を繰り広げるべきであると表明、「均衡促進」に觸れて、次のように指摘した。これは輸出を重視するとともに、輸入をも重視し、國際収支の基本的均衡をはかることだ。輸出を抑えるのではなくて、主に輸入の拡大に依拠する。外資利用を制限するのではなくて、主に対外投資の拡大に依拠して実現する。
溫家寶総理は第110回広州交易會に出席した際、10月13日から14日まで、経済情勢とりわけ當面の貿易企業の狀況について調査研究を行うとともに、広州で貿易企業責任者座談會を招集し、意見と提案を聞いた。
「新華網日本語」2011年10月16日