日本のトヨタ自動車の豊田章男代表取締役社長はこのほど、中國における研究開発の一大拠點となる豊田汽車研発中心(中國)有限公司(TMEC)の著工式典に出席した際、「トヨタはこれから第12次五カ年計畫(2011-15年、十二五)期間に、國産ハイブリッドエンジンを搭載した車両を開発し、2015年頃をめどに一汽トヨタと広汽トヨタでの生産?販売を実現させたいと考えだ」と目標を語った。中國経済網が伝えた。
今年8月末現在、トヨタのハイブリッドカー(HEV)の販売臺數は世界全體で330萬臺を突破し、省エネと新エネルギー車の量産化を実現させた數少ないメーカーとなった。トヨタの技術を主管する吉貴寛良常務役員によると、トヨタのハイブリッドシステムは蓄電池の電力エネルギーを利用した電気機械の駆動が可能であり、純電動モデルでの走行を実現することができる。トヨタにはこうしたハイブリッドエンジンのコアユニット(電池、電気機械など)という基礎があるため、ハイブリッド技術をプラグインハイブリッド自動車(PHEV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCHV)へと発展させることが相対的に容易だという。
中國市場にPHEVをできるだけ早く導入するため、トヨタは2010年末から中國自動車技術研究センターと共同でPHEVの実証走行実験を行ってきた。吉貴常務役員は、トヨタのハイブリッドシステムのコアユニットの技術には、未來の新エネルギー車と共通する技術があると述べ、また「現在、EVとPHEVの開発に力が入っており、2013年には関連車種を導入する見込みだ」と話す。