◆広州、受け入れの課題とは

しかし、広東省が日系自動車産業(yè)を受け入れる上で、楽観視は許されない。業(yè)界関係者は、「日本の中核部品の生産は中國ではなく、シンガポールやマレーシア等に移転している」と指摘した。広東外経貿庁の関係者は、「現(xiàn)地の部品企業(yè)は、重要分野における畫期的な進展が必要だ。日系企業(yè)が工場設立の意向を表明しているが、実際に入居するかは未知數(shù)だ」と語った。

27日、日系部品メーカーの関係者の多くも、懸念を表明した。邁進精密部件の蘇志雄?営業(yè)部副総経理は、「共通部品の問題と比較して、両國企業(yè)の管理體系の差にも開きがある」と指摘した。

技術體系についても、現(xiàn)地企業(yè)には問題がある。中國電器院に所屬する、広州威凱検測技術研究院の楊春栄?副院長は、自動車部品のうち4割以上を占める電子類部品を例として、「電子類部品は、自動車の娯楽性や安全性と密接に関わっている。しかし中國國內の部品メーカーは知識や信頼が不足しており、製品完成後のテスト結果が理想的でない。ゆえに電子部品の技術者のレベル向上が必要となる」と分析した。

自動車メーカーの関係者も、日系部品企業(yè)の産業(yè)移転受け入れには、まず自身の改善が必要であるとしている。姚氏は、「ホンダは中國で現(xiàn)地開発?現(xiàn)地調達を強化しているが、現(xiàn)在議論されているのは、會社の體制が適応できるかという問題だ」と語った。

東風日産の松本史明?総経理は積極的な意見を持っている。「當社は開発スタッフを500名確保しており、今後も増加を予定している。中國の開発スタッフは將來的に、NISSANブランドの開発に従事し、かつ高度な分野へ進出していく。これにより中國は、日本?歐州?米國に続く、ニッサンの重要な研究開発センターとなる」

「人民網日本語版」2011年11月29日