JPモルガン?チェースの最新報告によると、11月の時點で、中國から最大輸出先のEUに向けた輸出額は前3カ月比27.1%減と、2009年以來最大の下落幅となった。ユーロ圏の経済は今後數四半期にわたり衰退期に入ると見られるため、EUの需要は今後も引き続き弱まると予想される。報告はまた、「外部の不利な要素により、中國輸出業の不確定性は今後數四半期にわたり引き続き高まる。ユーロ圏債務危機のエスカレートと、それが世界の金融市場?需要にもたらす影響は2012年に中國と世界各國が直面する最大のリスクとなるだろう」と指摘している。
沈報道官は來年の対外貿易について、「まず対外貿易政策の一貫性と安定性を維持し、輸出の安定的な増加を維持しなければならない。うち、貿易政策には輸出稅還付などの財稅金融政策が含まれるほか、貿易便利化など貿易促進策も含まれる」としている。
14日に閉幕した中央経済活動會議では、內需の拡大、特に消費拡大が経済発展もたらす作用が再度強調された。商務部も今後は消費拡大に一層力を入れ、內需で外需を補っていく計畫だ。沈報道官は「物価の速過ぎる上昇が抑えられ、特に8月以降は消費者価格が月を追って徐々に緩和し、消費需要がある程度解放された」と語る。
「人民網日本語版」2011年12月18日