中國(guó)人民銀行（中央銀行）が5日に発表した公告によると、同行は4日、金利入札方式で総額450億元（約5647億円）のリバースレポ取引を行った。中央銀行がリバースレポ取引を行い市場(chǎng)に供給した資金は、この2週間で累計(jì)3千億元（約3兆7650億円）を上回った。専門(mén)家は「政府によるこうした大規(guī)模な資金供給は、枯渇した市場(chǎng)流動(dòng)性を緩和する上で効果はあるが、預(yù)金準(zhǔn)備率が今月引き下げられるという予測(cè)に影響を及ぼすことはない」との見(jiàn)方を示した。北京の日刊紙-京華時(shí)報(bào)が伝えた。

公告によると、4日に実施したリバースレポ取引の內(nèi)訳は、7日物50億元と14日物400億元。落札金利は7日物が3.8％、14日物が4.00％と、いずれも前回よりやや下がった。今週の公開(kāi)市場(chǎng)の満期資金は370億元（約4644億円）に達(dá)した上、中央銀行は3日にも1430億元（約1兆7948億円）のレバースレポ取引を?qū)g施しており、今週全體の純資金放出額は2250億元に達(dá)し、5週間続けてリバースレポを行っている。ただし、先週の週間取引総とほぼ同額だった3日のリバースレポ取引額と比べると、4日の取引額は大幅に縮小した。

中央銀行のリバースレポ取引は、先週以降ますます頻繁に行われるようになり、政府の力の入れ具合も高まっている。これは、年半ばに入り、市場(chǎng)の資金ひっ迫感を緩和させようとの意図によるもので、この2週間のリバースレポ取引総額はすでに3千億元を上回った。ある分析では、この額は、預(yù)金準(zhǔn)備率を一度引き下げる効果に相當(dāng)するもので、市場(chǎng)流動(dòng)性の枯渇緩和にかなり大きな作用を及ぼすという。これとは別に、この2週間の多額のリバースレポ取引は、7月の預(yù)金準(zhǔn)備率引き下げに向けた地ならしという見(jiàn)方もある。

関連ニュース

• 人民銀が1カ月に2回の利下げ　安定的成長(zhǎng)を促進(jìn)
• 中國(guó)人民銀行、『中國(guó)金融安定報(bào)告』を発表
• 5月の人民元建て新規(guī)貸付が7932億元　人民銀
• 人民銀の金利引下げ実施で、中國(guó)銀行業(yè)の黃金時(shí)代が終焉
• 人民銀の3年半ぶり利下げは何を意味するのか
• 資本市場(chǎng)の安定的発展に良好な金融環(huán)境を提供　人民銀総裁
• 世界一の帽子はわれわれはかぶれない　人民銀
• 世界銀行、中國(guó)債券市場(chǎng)への投資を人民銀に委託
• 人民銀の総資産が世界一に　2011年の通貨量は世界の半分占める
• 市場(chǎng)の人民元相場(chǎng)の決定権を高める―人民銀副総裁
• 中國(guó)人民銀行、越境人民元建て決済システム開(kāi)発へ
• 中國(guó)人民銀行、融資の安定かつ適度な増加を誘導(dǎo)
• 中國(guó)人民銀行副総裁「金利の市場(chǎng)化、順調(diào)に推進(jìn)」
• 中國(guó)人民銀行　通貨政策と金融改革の記者會(huì)見(jiàn)
• 中國(guó)人民銀行、預(yù)金準(zhǔn)備率0.5％引き下げへ
• 人民銀「1軒目住宅購(gòu)入のローン需要に応じる」　政策緩和か
• 周小川人民銀総裁：金利自由化の條件ほぼ整った
• 人民銀：日本の人民元建て対中直接投資が可能に