7年前の7月21日から人民元改革が開始され、人民元レートが新たな時代を迎えた。7年間があっという間に過ぎ去ったが、中國に大きな変化がもたらされた。人民元の対米ドル為替レート中間値は、2005年7月21日の時點では8.11であったが、2012年7月19日には6.37となり、人民元の価値が23%増となった。中國國務院新聞弁公室の統(tǒng)計データによると、人民元レート改革から2011年8月末までに、人民元の対米ドル名義有効為替レートは約30%増となった。北京晨報が伝えた。
人民元レート改革は突如発表され、市場は當時の中央銀行(中國人民銀行)の行動を「不意打ち」と表現(xiàn)した。2005年7月21日19時、中央銀行は人民元の対米ドル為替レート中間値を8.27から8.11に調整し、人民元の価値が2.1%切り上げられた。中央銀行は同時に、人民元と米ドルという単一の為替レート連動體系を廃止し、市場の需給と通貨バスケットに基づき調節(jié)?管理される、変動相場制を開始した。
対外経貿大學の趙慶明客員教授は、「自主的な抑制が可能なレートを探っていた際に、中央銀行がこのような政策を突然発表し、意表を突かれた」と振り返った。
中國國務院発展研究センター金融研究所の巴曙松副所長もまた、2005年に出版した著書の中で、「2005年3月、溫家寶首相は記者の質問に応じ、人民元レートの調整は不意を突き実施されると述べた。これにより、人民元レートは當時の中國マクロ経済にとって、最大の懸念事項となった。同年4月、米國の上?下院はそれぞれ異なる手段により、中國が人民元レートを操作していると非難し、世界的な懸念事項となった」と記した。