◆人民元対米ドル相場(chǎng)の一方的な切り上げ傾向は長(zhǎng)く続かない
例え、人民元が対米ドル相場(chǎng)で急伸したとしても、一方的な切り上げ傾向は長(zhǎng)く続くことはないというのが、今の市場(chǎng)の見方である。
國(guó)內(nèi)の面から見ると、経済成長(zhǎng)が鈍化し、貿(mào)易黒字が縮小している中で、人民元の切り上げを行うはっきりとした原動(dòng)力はないことがわかる。長(zhǎng)江証券のストラテジー?アナリストは「基準(zhǔn)値とスポット市場(chǎng)価格にずれが生じていることから、人民元相場(chǎng)の水準(zhǔn)を安定させる政策の意図が明確に表れている。人民元の市場(chǎng)価格と基準(zhǔn)値にずれが生じ、差が開いてしまう狀況は以前にもあったものの、最終的にはスポットレートが基準(zhǔn)値に近づく形で収まることが多く、基準(zhǔn)値の主導(dǎo)的役割を反映している。今後、基準(zhǔn)値が安定を保てば、スポットレートは再び基準(zhǔn)値に戻る動(dòng)きを見せる可能性があり、為替相場(chǎng)の開きがあったとしても、変動(dòng)幅の上限である1%に長(zhǎng)期間近づくことはないだろう」との見解を示した。
海外の面から見ると、米ドルの動(dòng)向が大きく影響している。QE3が打ち出されたあと、米ドルが軟化するとの見方は増えているものの、米ドルが大幅に下落する可能性は小さいとの見方が多いため、人民元の対米ドル相場(chǎng)もまた、大幅に上昇する余地は小さいと見られている。中國(guó)?國(guó)際経済の研究機(jī)関であるCEBMの研究によると、量的緩和の米ドル指數(shù)とユーロに対する影響力は徐々に弱まっており、以前、米連邦準(zhǔn)備制度理事會(huì)(FRB)が量的緩和を?qū)g施した際も、米ドル指數(shù)は必ずしも低下し続けることはなかった。一方、中銀國(guó)際は「米ドル安の更なる進(jìn)行には限度があり、QE3は米ドル安を招いたものの、為替相場(chǎng)の競(jìng)爭(zhēng)を引き起こした。主要國(guó)通貨の切り下げ競(jìng)爭(zhēng)によって、米ドルが下落する空間は縮小している。その上、米ドルの見通しは他の先進(jìn)國(guó)通貨よりも良好であるため、それが米ドルの為替相場(chǎng)を支えている」との見方を示した。中銀國(guó)際は更に、「FRBが米ドルの軟化を堅(jiān)持したとしても、歐州債務(wù)危機(jī)は依然、市場(chǎng)の長(zhǎng)期的な変動(dòng)の焦點(diǎn)であり、米國(guó)経済は他の主要経済國(guó)よりも早く回復(fù)することが期待できる。米國(guó)の金融政策の引き締めは予想よりも早まる可能性があり、これらの要素が市場(chǎng)の予測(cè)を変えることで、米ドルの動(dòng)きを反転させることにつながる」と指摘した。
「中國(guó)証券報(bào)」より 2012年10月9日