今年、中國の指導者はまた數年前に試練に耐えた手段を採用。9月、一連のインフラ計畫を認可し、10月のデータが再び好転した。西側の工業國の政治家や経済學者は認めたがらないが、中國の指導者は西側の指導者より経済通であることを証明した。
例えば中國の太陽エネルギー産業が困難な時には、大口注文でその業界を保護。コア技術への支援は國際市場でトップクラスになるまで続ける。輸出が伸び悩んでいる時は國庫を開き、國家投資をして輸出による損失を補っている。
こうした措置によって中國は今でもその金融システムをコントロールできている。銀行株の多くは國が保有し、銀行が欠損を出しても國が支援を提供する。銀行が利益を出せば(大部分の銀行は現在そうした狀況)そのマネーは國の懐に入ってくる。これは西側の過去數年の銀行救済措置と異なる。中國は損失を國有化し、利益も國有化する。これが中國の根本的な成功の秘訣かもしれない。市場経済も許すが、経済は依然として國の根本的な構成部分となっている。
過去30年、中國はその原則に従い、非常に高い効果を上げた。長期的な二桁成長で共産黨は數億人を貧困から救い、現在すでに3億人が西側の人々に近い生活を送っている。國連が2000年に制定した、2015年までに世界の貧困人口を半減するという目標が実現されるとすれば、それは中國の功績にほかならない。
◇急成長の周期は今後も持続