四、現在の高水準の預金準備率は正常な水準ではなく、調整の余地はまだ殘されている。歐米と日本による世界規模の金融緩和政策の圧力に直面する中、中國の金融政策は依然として緩和できる可能性がある。現在、大規模な金融機関の預金準備率は20%、中小規模の金融機関は16.5%で、どちらも高水準にあり、預金準備率をある程度引き下げる余地はあると言える。
要するに、現在の物価の底打ち、外貨購入に伴う自國通貨の増加などの要因は預金準備率の追加引き下げ観測に確実な影響を與えるものの、引き下げの可能性を後押しする要素が多いことを考えると、追加引き下げの可能性を一概に否定することはできない。経済指標の動向を見ると、中國人民銀行は適切な時期を選んで、春節前に預金準備率の追加引き下げを実施する可能性がある。
四是存準處于不正常高位,尚有調整空間。面對著歐美日全球性的寬松貨幣政策壓力,我國貨幣政策仍有放松空間。當前大型金融機構和中小型金融機構的存款準備金率分別為20%和16.5%,處于較高水平,降準還有一定空間。
總之,當前物價觸底、外匯占款回升等因素確實打擊了降準預期,但考慮到仍有許多支撐因素,降準仍有一定的可能性。春節之前,視經濟指標的走勢情況,央行可能會選擇合適的時點再次降準。
「中國証券報」より 2012年11月12日