投資家は自民黨が政権擔當後、力強い景気刺激策を実施することに期待しており、株式市場が全面高となっている。特に円高により赤字が発生したソニー、パナソニック、シャープ等の株価が急騰している。日経平均株価は12月19日に、前日比237.39円高の1萬160.40円を記録した。日経平均株価が1萬円の大臺を超えるのは今年4月3日ぶりで、今年最大の上昇幅を記録した。また円相場も11月中旬より5%低下している。しかし円安は、日本の輸出額を押し上げなかった。財務省が12月19日に発表した11月貿易統計(速報)によると、貿易赤字は11月としては過去最大の9534億円を記録した。日本の貿易赤字はこれで5カ月連続となり、その主因は対中國自動車輸出の激減だ。今年11月の赤字額もまた、比較可能な1979年以降で3番目となった。今年通年の赤字総額も過去最大を記録する可能性がある。
これは経済復活を誓う安倍氏にとって難しい問題であるが、より大膽な景気刺激策の口実ともなる。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月20日