今年も押し迫ってきた。中國経済誌「理財週刊」は今年始めて本年度の中國経済を漢字で表す特集を行った。「等」、「冷」、「悶」、「穿」、「亂」、「慘」、「溫」、「糾」などの候補の中から、「等」(中國語で待つの意)が今年の一文字に選ばれた。2012年は、中國の投資家全體にとっては、焦らされ待たされた1年だったという意味だろう。投資家はなにを待っていたのだろう。
指導者交代を「待つ」——2012年は、中國だけでなく、アメリカ、ロシア、フランスなど世界の主要経済大國で指導者交代が行われた1年だった。新しい世代の指導者がどのような改革を打ってくるのか、ぜひ期待したい。
復活を「待つ」——中國國內でも、海外でも経済體制が今年は不確かな要素に取り組んだ年だった。投資家は経済が底値から値を戻すのを待っているのだろう。
政策を「待つ」——低迷する経済に暖かな春風を吹き込むような、より力強く現実的な経済政策が現れるのを待っている。
調整を「待つ」——中國経済は現在、構造調整の重要な時期にさしかかっており、今後の消費の動向が経済の持続可能な成長に結びつくかどうかまだ観察が必要である。