◆米財政の崖に注目
日銀はさらなる量的緩和策を決定したが、投資家は米國の「財政の崖」問題の解決を依然として懸念している。アジア株価指數は昨日上下に変動し、日経平均株価も1.19%安の1萬39.33円で取引を終了した。米ドルの対円レートは上昇後に反転下落し、一時84円臺となった。
市場関係者は、「日銀は物価目標を2%に設定した場合、今後より力強い金融緩和を推進する。中長期的に見ると、円安が維持される可能性がある」と述べた。
米國の財政の崖に関する協議が、重要段階に入っている。オバマ大統領は、同問題の解決に対して楽観的な態度を持っており、クリスマス前に合意に達するだろうと表明した。しかし投資家は、オバマ大統領がベイナー下院議長の提案するプランを拒否するだろうと見ている。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月24日