ときどき、食糧安全について小文を書いたりしているが、本當に危機意識を抱いているとは言えなかった。
しかし、テレビで毎年一億人分の食べ物が生ゴミとして処分されていることを知り、これでは増産した分のかなりの部分が吹っ飛んでしまうのではないかと思うようになった。とくに西部の都市でも同じようにトラックで殘飯などの生ゴミが運び出されているのを目にし、これからは、やはりこういうことに気をつけなければと思うようになった。
とくに今の若い人たちは、生まれた時からだんだんと豊かになる生活の中で暮らしてきたので、自分のおカネで注文して食べているのだから、人にどうこういわれることはないと思っているようだ。この人たちが、テレビのこうした畫像を見て、どう感じたか興味があるが、私はまず自分や家族からだんだん豊かになっても、節約精神を忘れないようなライフスタイルにもっていこうと考えている。毎年一年分の食べ物を生ゴミとして捨てている人たちの中には自分もいることを反省している昨今である。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月23日