韓國の聯合通信は6日、「韓國中央銀行が6日に発表したデータによると、昨年の米國のGDPは中國の1.97倍で、両國のGDPの差が初めて2倍以下となった。これは近代史では初のことだ」と報じた。中米間の経済格差が急速に縮小されている。1981年の両國の経済規模の差は19倍であった。しかし米國の経済規模は、2000年に初めて10兆ドルを突破してから停滯を続けているが、中國はその一方で破竹の勢いを見せていた。特に2008年の世界金融危機の発生後、中米の経済規模の差は縮小を続けている。米國のGDPは1981年に3兆1109億ドルに達し、昨年にはその5.2倍の16兆2446億ドルに達した。同期の中國のGDPは、1684億ドルから48.9倍増の8兆2270億ドルに達した。米國経済の成長率は21世紀になってから4%を超えたことがないが、中國は高度成長を維持した。中國はまた、米國最大の債権國となった。
韓國メディアはさらに、中國の経済規模は2007年の時點で、歐州一の経済大國であるドイツを抜いていたと伝えた。ドイツの1981年のGDPは中國の5倍だったが、昨年の中國のGDPはドイツの2.4倍に達した。また中國のGDPは2005年頃までは韓國の2倍のみだったが、昨年は7.3倍に達した。韓國経済の中國への依存度も高まっており、昨年の対中輸出は韓國の輸出全體の24.5%を占めた(香港経由の中継貿易を除く)。これは韓國の対米輸出の2.5倍に相當する。