日本政府はこのほどインドと、軍備、経済協力、原発技術の導入、外交などを巡り交流を盛んにしている。日本メディアはこのほど、「日印両國政府は東アジアとASEANを結ぶアジア経済回廊を形成し、道路?港灣を共同建設し、部品?商品の取引を活性化し、地域経済の発展を促そうとしている」と伝えた。しかしアジア経済回廊の真の目的は経済ではなく、東南アジア諸國を抱き込み、日本のアジアにおける影響力を高めることで、中國をけん制することかもしれない。
アジア経済回廊には、二つの重要な部分が含まれる。一つ目はインド、バングラデシュ、ミャンマー、タイを結ぶ東西経済回廊だ。二つ目はインド南部、ネパール、ブータンを橫に結ぶ南北経済回廊だ。東南アジアにおいて、上述した6カ國が回廊の範囲內に収められた場合、アーチ狀の包囲網が形成される。これは経済を結ぶと同時に、地域內の政治に対して一定の干渉力を発揮することになる。報道によると、安倍晉三首相は今月ニューデリーでシン首相と首脳會談を開き、建設の過程における関連6カ國の意見と要求について協議し、共同推進プロジェクトを確認することになる。外務省の國際協力機構(JICA)は現在、主な幹線道路の補修と橋の建設に関する調査を開始している。同計畫に基づき、日本は早ければ2014年度より資金提供を開始する見通しだ。関連する港灣の調査も、近日中に開始される。