中國の中央人民広播電臺(cnr)のラジオ番組「中國之聲」の報道によると、今年第1四半期、日本を訪れた中國人観光客が延べ69萬人に達した。日本は中國人にとって、最も人気な海外旅行先となった。
中國の「清明節」がちょうど日本の桜花見の時期と重なっていることもあり、連休期間に日本の桜の名所である上野公園には隨所で中國人観光客の姿を見かけられた。「この公園の年間平均受け入れ桜花見観光客の人數が200萬人を上回っているが、去年の外國人観光客が4割を占めたのに対し、今年は中國人とその他の外國人観光客が5割を占めるに至った」と、東京上野観光連盟の擔當者が話す。
今年3月、日本政府が26萬8000人の中國人観光客に観光ビザを発給した。これは去年同じ時期の2.5倍に達しっている。1~3月では、観光ビザで日本に入國した中國人観光客の人數はほぼ去年1年間と同じ水準となった。商売の繁盛を背景に、日本人気観光目的地のホテルによる客室料金値上げの動きも見られた。それでも、各地のホテルへの予約が増え続けている。「早く日程を組んで関連の手配を済ませたことは良かった。そうでなければ満足のいくホテルを確保できない可能性もある」と、5月の日本旅行を予定している中國人の丁さんはいう。