2014年に発表された海外の華人富裕層に関する調(diào)査報告によると、7割以上が帰國する意向を持っている。「帰國して家族や老人の面倒をみたいから」、「親友のほとんどが中國にいるため、帰國すると帰屬感が得られるから」、「中國経済の発展が速いから」などが主な理由である。伝統(tǒng)概念から踏み出したものの、やはり帰國したい――。華人が自分の不動産を持つことで、帰屬感はさらに高まる。

近頃の國際世論は常に、中國人による海外不動産購入ブームに注目する。大量の中國資本が海外市場に投入されていると喧伝する。しかし中國のグローバル化がますます進んだ現(xiàn)在、そのような一方向の資本流動が続くわけがない。さらなる開放があってこそ、さらなる安定が生まれる。人民元や株式市場が國際化しようとする中で、中國の不動産市場だけが取り殘されるわけにはいかない。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2015年9月2日