ロシアメディアの11月3日の報(bào)道によると、中國(guó)社會(huì)科學(xué)院アジア太平洋?世界戦略研究院の高程研究員は取材に対し、中日韓自由貿(mào)易協(xié)定(FTA)は3カ國(guó)に利益をもたらし、TPPの中國(guó)への影響をかなり緩和できると話した。発言の大筋は以下の通り。
現(xiàn)在、中日韓の経済協(xié)力はハイレベルのものである。政治的要因がなければ、経済協(xié)力はさらに深まるだろう。それを阻害するのは政治的要因と産業(yè)保護(hù)政策である。
中日韓には協(xié)力を強(qiáng)める意欲も原動(dòng)力もある。鳩山由紀(jì)夫元首相が東アジア経済共同體の構(gòu)築を提案した頃、3カ國(guó)はそれぞれの思惑を持っていたが、経済の連攜を強(qiáng)める意欲は同じだった。米國(guó)が干渉したため、鳩山氏は退任せざるを得なくなり、東アジア経済共同體の構(gòu)想は棚上げされた。
現(xiàn)在、中韓FTA交渉が先に一歩踏み出したことは日本にとって不利なことである。ここ數(shù)年、中韓貿(mào)易の成長(zhǎng)速度は中日貿(mào)易を上回っている。今年6月1日、中韓両國(guó)はFTAに調(diào)印した。中韓自由貿(mào)易區(qū)の成立後、12兆ドルに及ぶ巨大な市場(chǎng)が生まれる。李克強(qiáng)総理の訪韓の初日、両國(guó)は協(xié)力文書17件に調(diào)印した。
貿(mào)易における中韓の互恵関係は日本商品の中國(guó)進(jìn)出に衝撃を與える。日韓は商品の種類、貿(mào)易の面で重なる部分が多く、また中韓自由貿(mào)易區(qū)が成立したため、韓國(guó)は日韓の競(jìng)爭(zhēng)で優(yōu)位に立っている。ここ2年間、中日の経済貿(mào)易関係が弱まり続ける中、日本が中韓のシステムに加わらなければ、北東アジア地域の主な貿(mào)易システムと離れていくことになる。
TPPは3カ國(guó)FTAの実行をある程度阻むことになる。3カ國(guó)間に成立したはずのメカニズムだが、中韓両國(guó)が先に行動(dòng)したために日本は危機(jī)感を覚えている。例えば、中韓の経済貿(mào)易、議會(huì)などの分野における比較的成熟した交流メカニズムは、日本に両國(guó)の関係改善の重要性を喚起させる。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」2015年11月3日