華為公司はポーランドの主要通信キャリアの戦略的パートナーとなっている。寫真はワルシャワ中心部で人目を引く華為公司の屋外広告。
「一帯一路」建設と、中國と中東歐諸國の「16プラス1協力」について、ポーランド政府と経済界は自國の発展戦略との一致點を見出し、実務協力を通じた利益を追求しようとしている。ポーランド経済発展の最新計畫である「地域発展戦略」は、ポーランドの再工業化と地域発展計畫の総稱だ。この計畫は內外の支援なくしては実現不可能で、「一帯一路」建設と「16プラス1協力」とのより良い連攜が二國間協力の重點検討事項となる。
國家戦略との連攜以外にも、ポーランド側は中國の地方政府との実務協力を深化させたい考えだ。なかでも「蓉歐鉄道快線」(四川省成都から新疆を経由しヨーロッパを結ぶ鉄道)の起點となる四川省のように、「一帯一路」計畫と関係の深い省との協力を望んでいる。ポーランドは成都で総領事館を設立しており、ポーランド第2の都市ウッチ市も成都市と相互に事務所を設置。地方政府の交流が二國間の新たな架け橋となる見込みだ。