インドは前年の55位から39位に順位を16も上げた。ロシアは43位、南アフリカは47位でいずれも順位を2つ上げた。一方、ブラジルは順位を6つ下げ81位と、BRICSでは最下位だった。
ASEAN(東南アジア諸國連合)主要5カ國はいずれも順位を下げ、競爭力に陰りがみられた。マレーシアは前年の18位から25位に、タイは32位から34位に、インドネシアは37位から41位に、フィリピン47位から57位に、ベトナムは56位から60位に下げた。
WEFは、日本(8位)、韓國(20位)、中國の臺灣(11位)も2007年以降、技術革新力が衰えつつあるとの見方を示した。
また、アジアの新興國?地域は中所得の段階に入っているが、競爭力の決定要因となるインフラや市場効率、ビジネス成熟度などを改善する必要があると指摘。そうすることで革新力や生産効率の一段の向上につながり、「中所得國の罠」を回避できるとの見方を示した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2016年9月28日