「第30回中國ポストドクター科學技術サービス団広東珠海訪問活動がこのほど、橫琴マカオ青年起業バレーで始まった。高級人才の誘致をはかるために橫琴が打ち出した「橫琴新區ポストドクター管理事業暫定弁法」(以下「弁法」)によると、ポストドクター科學研究ステーションの設立で最高50萬元、科學研究成果の産出で1件あたり最高500萬元の奨勵金が支給される。
リーダー人材や専門家の誘致でハイテク発展をサポート
今回の「弁法」の打ち出しのねらいは、橫琴新區ポストドクター管理事業を促進?規範化し、革新型?複合型?戦略型?國際型の高い素養を持った研究人才を養成?輩出し、橫琴自由貿易區や広東?香港?マカオ人才協力模範區、全國人才管理改革試験區の建設により貢獻することにある。
橫琴では、急速な発展をリードする人材や科學研究を前進させる専門家のニーズが高まっている。科學技術の要素が強く、新たな技術分野にかかわるプロジェクトでも、力強い知力によるサポートが必要となっている。中國ポストドクター科學技術サービス団の橫琴新區入りは、橫琴新區のハイレベル人才誘致ルートを拡大し、重要なプロジェクトや重要な企業人才のためのサービスに新たなプラットフォームを構築し、企業による科學技術難関攻略の加速を促す重要な活動となる。ポストドクター27人がマッチングするプロジェクトには、「ビッグデータに基づく人口流動ヒートマップ情報収集?知能処理システムの研究?応用」「無人船制御プラットフォーム核心技術」「農業用土壌処理プレート重大科學技術成果転化?産業化」などが含まれる。いずれも珠海市內の企業が研究と攻略を進める重大プロジェクトであり、ポストドクターとこれらのプロジェクトのマッチングは、企業の新課題攻略を後押しする役割を果たすことになる。
人才奨勵に年間2億元以上を支出
橫琴は、人才や技術、資金などの革新要素の有效な蓄積を加速している。このうち人才建設では、國家級人才管理改革模範區の改善を強化し、國際人才管理サービスの環境整備を加速し、人才による産業集積の促進や協力交流の促進、革新発展の促進を堅持する。
橫琴新區は、「橫琴新區特殊人才奨勵弁法」を実施している。區財政が支出した人才奨勵金額は昨年、合計2億1600萬元を超えた。香港?マカオ住民の個人所得稅差額補助政策を全面的に実施し、補助金額は1500萬元を超えた。條件にかなった高い素養を持つ人才には、優れた居住環境を提供し、住宅手當も支給する。高い素養を持つ人才の居住環境整備プロジェクトでは、人才マンションの一期工事がすでに竣工している。すべてが竣工すれば、合計2000人余りの収容が可能となる。橫琴はさらに、人才通関便利化の促進する措置を検討し、海外の高級人才の出入境や停居留に便利な環境の整備や橫琴人才グリーンカードの発給を進めている。政府起業投資誘導基金も設立され、新設企業の大陸部での上場を支援し、最高で330萬元の奨勵金を支給し、若者の橫琴での起業に全面的な支援を與える準備が整っている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2016年11月9日