全國両會(全國人民代表大會、全國政治協商會議)の開幕を控え、各部?委員會の責任者が聲を上げている。中國商務部の高虎城部長は國務院新聞弁公室で昨日開かれた記者會見で、商務部の今年の消費促進、自由貿易區建設などの方針を明かした。
自由貿易區政策
キーワード:國有資産?國有企業改革などの重大テーマを焦點に
中央政府は昨年8月、第3陣となる7つの自由貿易區の新設を決定した。これに上海自由貿易區、及び広東省、福建省、天津市の第2陣となる3つの自由貿易區を加え、「1+3+7」の自由貿易試験區の試行新構造が初歩的に形成される。
高部長によると、第3陣?7つの自由貿易區の試行案が現在、関連手続きにかけられている。
高部長は新設される自由貿易區について、國家戦略をめぐり國有資産?國有企業改革、西部開発、東北振興、中部臺頭などの重大テーマに焦點を絞り、各自の機能的位置づけと特色?特長と結びつけ、差別化された模索に取り組み、各自の特色ある重點の異なる試行構造を形成すると表明した。
高部長はさらに、既存の4つの自由貿易區について、改革開放の模索をさらに拡大すると表明した。試行で得られた経験については、隨時総括?評価し、より広い範囲での複製?普及に取り組む。條件を満たすものについては、法的に固定し、今後の全面的な改革深化と開放拡大の良好な基礎を固める。
「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の建設も、中國商務部の今年の重點的な取り組みだ。高部長は昨日の記者會見で、今年の最重要事項は一帯一路國際協力ハイエンドフォーラムの成功だと強調した。フォーラムの準備作業は現在、秩序正しく推進されている。スムーズな貿易が、フォーラムの重要な議題になる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月22日