今回認められた標準には、基本的な概念、感情インターフェースの過程、感情インターフェース技術枠組みなどの規範的な描寫が含まれる。今後はさらに需要に応じ、感情の分類と表現、感情コンピュータユーザーインターフェースの機能、感情表現及び感情データ収集などのより詳細な標準を制定することになる。これらが備わり、未來のマンマシンインターフェースの応用と発展が期待できるようになる。ロボットはもはや冷たい機械ではなく、感情を分かち合うことのできる「ぬくもりのあるロボット」になる。

王氏によると、コンピュータ技術の発展に伴い、神経ネットワークに基づくディープラーニングが可能になり、AIの応用も広がることになる。王氏の予想によると、感情計算ロボットは今後3?5年內に一部の先見性の高い典型的な分野で応用され、人々の生活に徐々に進出していくことになる。

例えば映畫鑑賞の調査を行う場合、感情計算ロボットに映畫鑑賞者の表情の変化を観測させることで、どこで盛り上がるのかを調べることができる。ロボットはさらにドライバーの運転中の狀態を調べ、疲労運転などの危険な狀況を防止できる。さらに醫療分野では、自閉癥などの患者の感情を観測できる。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2017年4月10日