ロイター通信は先月末に消息筋の話として、中國ネット通販大手?京東商城が5億ドルを投じ、タイ最大の小売グループであるセントラル?グループとEC合弁企業(yè)を設(shè)立することを検討中と伝えた。同社は京東と事業(yè)提攜し、東南アジア市場でアリババ?グループやアマゾンと競爭を展開することになる。
消息筋は本日バンコク?ポスト紙に対して、京東が最終的にセントラル?グループと合弁企業(yè)を設(shè)立し、EC連盟を発足することで、市場拡張のペースを上げることになると明かした。
環(huán)球網(wǎng)の記者は京東側(cè)に本件について問い合わせたが、現(xiàn)在まで回答はない。京東側(cè)はこの事業(yè)提攜を年內(nèi)に実行に移すかについてはコメントを控えたが、東南アジアにおけるEC事業(yè)の開拓は非常に魅力的な投資先だと表明した。まだ完全に開発されていない市場だからだ。
バンコク?ポストは、中國に同地域のEC市場への投資を促す要素は、主に3つあると分析した。まず同地域のインターネット及びモバイル通信の普及率がやや高く、タイのオンライン小売市場が高い潛在力を秘めていることだ。
データによると、タイのオンライン小売額が小売額全體に占める割合は2%となっている。米國は10%、中國は15%。Googleとテマセクが2016年に発表した報(bào)告書によると、タイのEC市場の現(xiàn)在の規(guī)模は9億ドルで、今後10年間で29%成長する見通しだ。東南アジアEC市場規(guī)模は2025年に880億ドルに達(dá)し、現(xiàn)在の15倍に成長する。
上述した消息筋によると、東南アジアの人口構(gòu)造は中國の10年前に近いという。これは中國企業(yè)が豊富な経験により、タイなどの東南アジア諸國でEC事業(yè)を展開する自信を持つことを示している。
次に、タイ政府は2016年に「タイランド4.0」戦略を打ち出し、ハイテク?革新的技術(shù)産業(yè)の発展に力を入れるとした。うち東部経済回廊は、タイが同戦略を積極的に推進(jìn)するため優(yōu)先する戦略的プロジェクトだ。これはタイのEC事業(yè)?技術(shù)の発展を促す。
それから、東南アジアにおいてタイは2位の経済國であり、1人平均GDPは東南アジア諸國のうち3位につけている。またタイは中國との貿(mào)易規(guī)模を徐々に拡大している。東南アジアの中心に位置し、ミャンマー、ラオス、カンボジア、マレーシアと隣接するため、タイには地理的優(yōu)位性と貿(mào)易のチャンスがある。そのためタイと中國の鉄道などの物流インフラは、これらの國のECサイトを通じて、スムーズに越境貿(mào)易を展開することになる。
市場調(diào)査會(huì)社、IDCのJarit Sidhu研究擔(dān)當(dāng)者は「京東とセントラル?グループが設(shè)立するEC合弁企業(yè)は、オンライン體験とマーケティングを一つに結(jié)びつける。京東は短期的に、Lazadaと価格競爭を展開する」と話した。
タイに長期在住する中國人女性教師の春秀さん(仮名)は、環(huán)球網(wǎng)の記者に対して「私はタイでネット通販をあまり利用しない。タイ現(xiàn)地のECサイトは使いにくい」と語った。
「京東とアリババがタイのEC企業(yè)と協(xié)力することを知り、中國人向けの特殊なサービスに期待している」
タイのECサイトは主に、アリババが投資するLazada、タイ?CPグループが運(yùn)営するAscend、韓國の11 Streetとなっている。
上述した消息筋は「両社は事業(yè)提攜し、全チャネルマーケティングを開発する。消費(fèi)者はオンライン?オフラインで同時(shí)に購入できる。アマゾンやアリババなどのIT大手との競爭において、全チャネルマーケティング戦略はますます好評を博している。各社は最近、実店舗の買収を開始した」と述べた。
タイEC協(xié)會(huì)會(huì)長、Tarad.com創(chuàng)業(yè)者のPawoot Pongvitayapanu氏は「タイは中國EC大手の新しい戦場になる。両社の今回の事業(yè)提攜は、タイ現(xiàn)地のECも海外に手を伸ばし始めたことを示している」と指摘した。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2017年9月12日