中國外交部の耿爽報道官は6日、「中國?EU地理的表示協定の署名は、引き続き改革を掘り下げ、開放を拡大し、知的財産権を保護する中國政府の揺るぎなき決意を十分に示した」と述べた。
同日の定例記者會見にて、記者からは「習近平國家主席はマクロン仏大統領と本日、北京市で會談を行った。両國首脳は中國?EU地理的表示協定の交渉終了に関する共同聲明の署名を見守った。報道官には地理的表示に関する説明をお願いしたい。また中國?EU地理的表示協定の交渉終了にはどのような意義があるのか」という質問があった。耿氏は次のように回答した。
習主席は6日午前、中國を國賓訪問中のマクロン氏と會談した。両國首脳は會談後、一連の成果文書の署名を見守った。これには中國?EU地理的表示協定の交渉終了に関する共同聲明が含まれた。
地理的表示とは専門性と技術性の高い問題だ。分かりやすく言えば、地理的表示は製品の原産地の重要な表示であり、知的財産権の一種に屬する。
中國?EU雙方は共に悠久な歴史を持ち、地理的表示製品が豊富だ。中國は2018年12月に3つ目となる中國の対EU政策文書を発表した。その中には「中國?EUの知的財産権分野の交流と協力をさらに強化し、中國?EU地理的表示協定を早期締結する」という文言があった。中國?EU地理的表示協定は、中國が対外的に署名した初の全面的で高水準な地理的表示二者協定で、中國側の中國?EU二者間経済貿易関係への重視を示している。中國?EU地理的表示協定の終了は、雙方の互恵協力の掘り下げを促し、中國?EU包括的戦略的パートナーシップの経済貿易の基礎をさらに固め、雙方の政治的相互信頼をさらに強化する。また同協定の署名は、引き続き改革を掘り下げ、開放を拡大し、知的財産権を保護する中國政府の揺るぎなき決意を十分に示した。
中國側はEU側と引き続き、ルールに基づく多國間貿易體制を守り、開放型世界経済を共同構築することを願う。相互尊重、公平?正義、協力?ウィンウィンを踏まえた上で、中國?EU包括的戦略的パートナーシップのさらなる前進を推進し、雙方の経済?社會の発展及び國民の福祉向上を促進する。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2019年11月7日