中國商務部報道官の高峰氏は先ごろ開かれた定例記者會見で、2019年11月の中國の消費市況を明らかにした。國家統計局の統計によると、11月の社會消費財小売総額は前年同期比8%増の3兆8000億元で、伸び率が10月に比べ0.8ポイント回復した。商務部が重點モニタリング対象とする小売企業の11月の売上高は前年同期比2.3%増と、伸び率が10月から0.3ポイント上がった。
全體的にみると、消費のなかでも引き続きネット通販が目立っている。商務部によると、11月の重點企業によるオンライン販売の伸び率は19.5%で、デパート、コンビニ、スーパーをそれぞれ19.8ポイント、11.4ポイント、10.7ポイント上回った。國家統計局によると、1-11月の実物商品オンライン売上高は、社會消費財小売総額に占める割合が20.4%に達し、伸び率が19.7%と、前年同期を2.2ポイント、1-10月を0.9ポイント上回った。
高峰氏は、中國の持続的な就業拡大、個人所得の著実な増加に加え、消費が盛り上がる春節の時期を迎えるため、中國の消費市場が引き続き安定的に発展するトレンドを保つとの見方を示している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月25日