2017年は業(yè)界関係者によって「無(wú)人小売元年」と呼ばれた。無(wú)人陳列棚が各都市の街頭に設(shè)置され、多くの無(wú)人スーパーが幸先の良いスタートを切った。ところがこの活況は長(zhǎng)続きしなかった。上海市初の無(wú)人コンビニ「繽果盒子」は2017年の段階で、閉店に関する情報(bào)を伝えた。成都市の無(wú)人陳列棚プロジェクト「GOGO小超」は2018年2月に営業(yè)停止が報(bào)じられた。広州市?新河浦路の無(wú)人コンビニ「愛(ài)士多」が昨年4月、急遽閉店された。多くの無(wú)人小売が次々と倒産している。

　メディアの調(diào)査によると、一部の無(wú)人スーパーは通常のスーパーに鞍替えしている。その中には有名ECサイトの無(wú)人スーパーも多く含まれる。

　無(wú)人は新鮮だが、より重要なのは利便性

　無(wú)人小売店の閉店ラッシュを受け、業(yè)界関係者は次のように指摘した。消費(fèi)者は小売店の自動(dòng)化の程度や買(mǎi)い物の「SFチック」よりも、総合的な消費(fèi)體験を重視する?，F(xiàn)在の無(wú)人小売店は一般的なコンビニと比べると店員がいないだけで、その他に大きな変化はない。無(wú)人小売が重視すべきは無(wú)人ではなく、利便性と商品だ。

　また、無(wú)人小売店そのものの技術(shù)問(wèn)題も、消費(fèi)者に低品質(zhì)の消費(fèi)體験をもたらす。寧波市初の無(wú)人小売店の経営者によると、システムの更新時(shí)間が遅れたせいで、午前3時(shí)に機(jī)械が反応しなくなり、消費(fèi)者が店內(nèi)に閉じ込められることがあったという。

　山東財(cái)経大學(xué)市場(chǎng)マーケティング學(xué)科の劉俠準(zhǔn)教授は、「無(wú)人小売には現(xiàn)在、多くの問(wèn)題と劣勢(shì)が存在する。人件費(fèi)が下がったが、ランニングコストが必然的に増加する。しかも商品の紛失は技術(shù)的な面が適切に改善されていない」と指摘した。

　一部の業(yè)界関係者によると、無(wú)人小売はテナント料や人件費(fèi)の面で一定のコストのメリットを持つが、実際の狀況を見(jiàn)ると全體的なランニングコストが高くなっている。無(wú)人スーパーの商品自動(dòng)認(rèn)識(shí)設(shè)備、AI及びビッグデータで作る運(yùn)営システムは初期投資がかさみ、その後のメンテナンスにも多くのコストがかかる。

　多くのスーパーと商店、セルフレジを設(shè)置

　無(wú)人小売業(yè)界に閉店ラッシュが生じるなか、新しい無(wú)人小売店が開(kāi)業(yè)している。杭州、滁州、六安などでは新たな店がオープンした。

　完全に無(wú)人の小売店のほかに、一部の伝統(tǒng)的な店舗も技術(shù)による消費(fèi)體験の改善に乗り出している。記者が北京華潤(rùn)萬(wàn)家、スポーツ用品店のデカトロンなどを取材したところ、セルフレジはこれらの店の標(biāo)準(zhǔn)スペックになろうとしていた。これらの店の店員は、消費(fèi)者によるセルフレジの使用に協(xié)力的な姿勢(shì)を示した。

　今や新技術(shù)と小売の融合が不可逆的になっており、SFチックな生活が到來(lái)しようとしている。無(wú)人スーパーや無(wú)人陳列棚には、発展の高い將來(lái)性が殘されているとする見(jiàn)方もある。

　あるコンサルティング會(huì)社のデータによると、中國(guó)の無(wú)人コンビニの市場(chǎng)規(guī)模は2018年に11億元に達(dá)しており、2020年は33億元にのぼる見(jiàn)通しだ。

　深セン市IoTスマート技術(shù)応用協(xié)會(huì)共同執(zhí)行會(huì)長(zhǎng)の湯軍氏は、「無(wú)人コンビニは伝統(tǒng)的なコンビニのデジタル化のホイッスルを吹いただけだ。小売の本質(zhì)に立ち返り、小売の効率と効果?利益に大きな変革をもたらした者が、未來(lái)の小売の王者になりうる」と記した。

「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版（チャイナネット）」2020年1月6日