中國工業情報化部、民政部など5部門はこのほど発表した「シニア用品産業の発展促進に関する指導意見」(以下、「意見」)で、2025年までに、中國シニア用品産業の市場規模を5兆元以上に成長させ、産業體系の基本的な確立を目指すと提起した。主要企業の研究開発費の主力事業売上に占める比率を2%以上とし、イノベーション力の大幅な強化を図る。
「意見」は國家レベルでは初となる高齢者向け用品産業の発展促進政策として、産業の重點分野を初めて明示した。説明によると、シニア用品産業とは、高齢者を対象とした、シニア向け衣料や日常生活補助用具、高齢者向け介護用品、リハビリテーション訓練および健康増進補助具、高齢化に対応した環境改善製品などの製造業を指し、シニア産業の重要な構成部分となっている。「意見」によると、今後は上記の各分野でシニア用品のイノベーションと高度化を促す方針だ。具體的には、スマート材料や感光性材料、紫外線防止?高性能繊維のシニア衣料への応用を増やしたり、スマート車椅子やバイオメカニクス松葉づえ、歩行補助ロボットなど各種歩行補助器や落下防止製品などの発展が提起された。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年1月22日