中國國務院國有資産監督管理委員會（國資委）が明かした情報によると、中央企業は連日にわたり、湖北省の感染癥予防抑制の第一線に寄付金と物資を提供している。2月3日午後3時までに、國務院國有資産監督管理委員會の専用口座を通じて14億8900萬元、その他のルートを通じて7億7000萬元を寄付し、82社の中央企業による直接的寄付金は22億6100萬元に達した。

　一部の醫療物資が不足している狀況を受け、國薬集団、中國鉄建、中國能建、華潤集団など中央企業は國際資源を使用?調達し、國內への輸送を急いでいる。2月2日10時までに、関連の中央企業と従業員はマスク627萬900枚、防護服18萬4500著、手袋51萬1000組、醫療物資2トン、手術服、ゴーグル、防護マスク、帽子、非接觸型體溫計など31萬2000點を海外から購入。また、関連の中央企業はマスク137萬300枚、防護服27萬1000著、手袋2萬組、醫療物資約134.38トン、手術服など4000點を海外から輸送した。

　國薬集団は歐州、米州、アジアなどの調達ルートを全面的に有効化し、1月31日までに醫療物資計278萬點を契約調達した。うち、マスクは238萬枚、防護服は16萬6000著、ゴーグルは1萬5200個、防護手袋は19萬組。現在、大量の醫療物資の調達を交渉中だという。

　1月31日、東方航空傘下の東航物流の大型貨物機B777が24萬9600著の防護服と13萬6000枚のマスクを含む體積500立方メートルの物資を搭載し、オランダから上海に到著した。これらの物資は東方國際集団が世界から調達し、上海市関係部門が統一的に割り當てる。

　2月1日早朝、韓國仁川を出発した「鴨緑江」船が60萬枚の醫療用マスクの入った4つのコンテナを搭載し、招商局傘下の遼寧港口集団が開通した緊急防疫物資グリーンルートを通り、「待ち時間ゼロ」で大連コンテナターミナルに停泊した。2月1日午前、通用技術集団中國醫薬健康産業公司が韓國から調達した112萬枚の醫療用マスクが北京に到著した。物資の確認後、十數臺の物資輸送車で武漢に運ばれる。

　2月2日午後、中交マレーシア支社が提供する物資を載せた南方航空CZ350便がクアラルンプールを出発し、4500著の醫療用防護服、5萬8000組のラテックス手袋が中國に到著した。連日にわたり、中交集団の子會社は「一帯一路」沿線國の多くのプロジェクト地から物資を調達し、中國港灣はポーランド、マレーシア、スリランカなどで調達した4萬7800枚のマスクを次々と中國に輸送している。中交一航局はN95マスク13萬9000枚を數回に分けて湖北省に空輸し、第1陣としてアラブ首長國連邦およびマレーシアなどのプロジェクト駐屯地で調達したマスクはすでに出発している。