中國の大手コンビニ「全時(shí)」が突如閉店となった。「感染癥の影響が深刻で、戦略的な調(diào)整を余儀なくされた」そのプレスリリースによると、全時(shí)の閉店の原因は新型コロナウイルス感染癥だ。感染期間中、コンビニ全體の経営狀況はどうなっているのだろうか。
中國チェーン経営協(xié)會の統(tǒng)計(jì)によると、一部のコンビニは感染期間中に高い成長率を記録したが、一部では売上が大幅に減少した。コンビニ業(yè)界の第1四半期の平均水準(zhǔn)は前年同期比10?15%減となった。
感染癥の影響はその一面に過ぎない。コンビニは元來、高コスト?低利益の経営モデルだ。KPMGと中國チェーン経営協(xié)會が昨年5月に共同発表した「中國コンビニ発展報(bào)告書2019」によると、店舗のランニングコストは2018年も高い水準(zhǔn)を維持した。うち家賃は34%、店員の人件費(fèi)は60%を占めるが、店によって差がある。コンビニの純利益率がマイナスは25%で、0?2%は37%。
コンビニ大手の全時(shí)の急な閉店により、一部の人はコンビニ業(yè)界の衰退を唱え始めている。コンビニ業(yè)界の先行きはどうなっているのだろうか。
大きな環(huán)境を見ると、國內(nèi)のコンビニ業(yè)界は良好な発展の流れを示している。中商産業(yè)研究院が発表した「中國コンビニ業(yè)界市場先行き及び投資機(jī)會研究報(bào)告書2020?25年」によると、中國のコンビニの2018年の売上は2264億元で、業(yè)界の成長率は19%にのぼった。店舗數(shù)は12萬2000店。2019年の店舗數(shù)は前年比10.3%増の約13萬5000店で、売上は24.2%増の約2812億元。
新店舗のオープンが相次ぎ、コンビニ業(yè)界の拡大の流れが続いている。「好隣居」は昨年9月、フランチャイズ契約の條件緩和を発表し、オーナー勧誘を加速した?!副憷洹工献蚰?月に1000店突破を、今年2月には全國1500店突破を宣言しており、現(xiàn)在もオープン準(zhǔn)備を進(jìn)めていると発表した。ローソンは4月中旬、河北省進(jìn)出を正式に発表した。北京市、天津市に続き、京津冀一體化の事業(yè)展開を加速する。ローソンの3月末現(xiàn)在の中國店舗數(shù)は2500店以上にのぼる。
成長率が高いほか、コンビニの収益力も改善されている?!钢袊偿螗鹰税k展報(bào)告書2019」によると、2018年の1店舗あたりの1日平均売上は前年比7%増の5299元だった。純利益率がマイナスのコンビニは昨年2%減少し、純利益率が4%以上のコンビニは3%増で全體の5分の1を占めた。
注意すべきは、コンビニ発展を促進(jìn)する政策が検討中であることだ。北京市発展改革委員會は今月12日、「市政府の固定資産投資による便民商業(yè)施設(shè)プロジェクトの支援に関する管理規(guī)定(試行)(意見募集稿)」について、対外的に意見を募集した。それによると、コンビニ(スーパー)などを含む新設(shè)もしくは建設(shè)中の5種の便民商業(yè)施設(shè)プロジェクトが資金援助を申請できる。投資総額の30%、さらには50%の支援を受けられる。
また感染癥の衝撃を受け、コンビニ業(yè)界に存在する一部の問題が浮き彫りになった。例えば経営能力とサプライチェーンの効率の強(qiáng)化が待たれる。中國チェーン経営協(xié)會の王洪濤常務(wù)副秘書長は「コンビニ経営は苦しい業(yè)界だ。感染癥は業(yè)界の売上にダメージをもたらしたが、コンビニのキャッシュフロー管理能力、緊急対応能力、サプライチェーンの能力、デジタル化の能力などの全面的なアップグレードと更新を促した。感染終息後は昔に戻るのではなく、新たな未來を切り拓くことになる」と述べた。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2020年5月19日