全國(guó)初の農(nóng)村振興のために特設(shè)された駅、雲(yún)南大臨（大理?臨滄）鉄道小灣東駅が6日、正式に開通し運(yùn)営を開始した。この駅は中國(guó)鉄路昆明局集団有限公司が農(nóng)村振興を支え、脫貧困地域の持続可能な発展を促進(jìn)するため特設(shè)した駅だ。周辺の30萬人超の住民の生産?生活に恵みをもたらす。

　小灣東駅は雲(yún)南省大理ペー族自治州南澗県小灣東鎮(zhèn)の瀾滄江の畔に位置する。毎日昆明?麗江?臨滄方面から始発する高速列車4往復(fù)がここで停車する。

　同日午後1時(shí)39分、白色の高速列車「和諧號(hào)」が龍のように山を越え谷を越え、時(shí)間通りに小灣東駅に到著した。南澗県小灣東鎮(zhèn)岔江村の査文才さんは、「私が20歳の年は、夜明け前にたいまつを持ち家から3時(shí)間かけて郷鎮(zhèn)に移動(dòng)し、さらに大型トラックに乗り7時(shí)間揺られてから初めて県城に入った。今や高速列車が自宅の近くを通り、大理まで1時(shí)間、昆明まで3時(shí)間で移動(dòng)できるようになるとは思いも寄らなかった。今年は妻と子供を連れ、歳を取った両親を支えながら初めて高速列車を體験した」と述べた。

　移動(dòng)が便利なことよりも、農(nóng)産物を列車で遠(yuǎn)くに販売できることの方が重要だ。査さんは村の合作社に勤務(wù)しており、家庭でさらにクルミやザクロなどの果物を栽培している。今後は果物を遠(yuǎn)くに売り、財(cái)布を厚くしようと考えている?！杆揭蝗摔Nかになっても豊かになったとは言えない。村人を率いて鉄道発展の高速列車に乗り、共同富裕を?qū)g現(xiàn)しなければならない」

　査さんの実家は人口23萬人の南澗イ族自治県にある。歴史、自然、地理などの理由により、経済?社會(huì)発展の基礎(chǔ)が脆弱で、脫貧困前は國(guó)家級(jí)貧困県だった。交通インフラも整っていなかった。大臨鉄道の同県內(nèi)の長(zhǎng)さは約40キロで、現(xiàn)地の名実相伴う「地下鉄」になった。

　小灣東駅の責(zé)任者である徐明勇氏は、「駅の完成と開通は、現(xiàn)地の移動(dòng)條件を大幅に改善し、周辺地域と外部の客流と物流の往來を活性化させる。脫貧困地域內(nèi)の持続可能な発展を促し、農(nóng)村振興を支える」と説明した。

「中國(guó)網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2021年11月8日