ピレウスはギリシャ語で「通路を押さえる地」を意味し、ギリシャの重要な港だ。ピレウス港はかつて経営不振に陥った。中國遠洋海運集団(中遠海運)は2008年にギリシャ側と運営権の協定に署名した。2010年にはピレウス港第二?三コンテナ埠頭を接収管理し、2016年にピレウス港灣公社の株式を67%取得し、経営権を引き継いだ。中遠海運は十數年に渡り埠頭建設及び改修に6億ユーロ超の投資を行った。今やピレウス港は地中海首位?歐州4位の港、世界で発展が最も目覚ましいコンテナ港の一つになった。2022年度の売上高は前年度比26.2%増の1億9500萬ユーロ、純利益は43.9%増の5290萬ユーロにのぼった。現地で約3000人分の直接的な雇用を、數萬人分の間接的な雇用を創出した。
ピレウス港プロジェクトは現地から広く認められた。ピレウス港は2022年にギリシャ観光局の「観光業優秀貢獻賞」と、ギリシャ海運専門紙の「経済貢獻ダイヤモンド賞」を受賞し、アテネ証券取引所の持続可能な開発企業指數に組み入れられた。ギリシャのミツォタキス首相は、ギリシャと中國の努力によりピレウス港の協力が大成功を収め、ウィンウィンの象徴的な協力プロジェクトになったと稱賛した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年7月31日