豪シドニー工科大學豪中関係研究院の院長で経済學者のジェームズ?ローレンスソン氏は、このほど新華社の獨占インタビューに応じた際に、「アジア太平洋経済協力會議(APEC)の參加國が、間もなく開かれる第30回非公式首脳會議で、地域経済一體化の強化に向け取り組みを強化することに期待する」と述べた。同氏の発言內容は下記の通り。
経済発展は依然としてアジア太平洋の重點で、APECは関連議題について議論する重要な場だ。その包摂性は、アジア太平洋が依然として経済発展と地域経済一體化に著眼していることを効果的に示すことができる。
中國はアジア太平洋の経済の支柱だ。中國経済の成長率は數十年に渡り地域平均水準を上回っており、これは今日も変わらない。中國の経済発展はアジア太平洋全體にとって朗報だ。
アジア太平洋は現在、中米関係の改善に切実に期待している。中米が互いに重要な貿易パートナーである事実を考えると、米國は中國との完全なデカップリングを望んでいない。米國が近年実施した一部の対中政策は非常に大きな懸念を招いている。中國経済の発展を抑制しようとしているが、このやり方はなかなか奏効しない。
豪州と中米両國は緊密な関係を構築したが、米國側に次の重要な情報を伝えるべきだ。つまり豪州は米國がアジア太平洋の建設に參加することを歓迎するが、排他的な枠組みを拒否し、中國とも協力を求めるということだ。
ペニー?ウォン豪外務大臣は昨年12月に米ワシントンで演説した。ウォン氏はその中で、地域経済一體化は豪州の國益になると明言した。
米國がこの情報をキャッチしていることを願う。もしキャッチしていなければ、APECは豪州に情報を発信する新たなチャンスを提供する。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年11月15日