商務部の王受文國際貿易交渉代表兼副部長は國務院報道弁公室が26日午後に行った記者會見に臨んで、「発効から2年が経過した地域的な包括的経済連攜協定(RCEP)は、中國の企業および自由貿易協定のパートナーのいずれにも現実の利益をもたらした」と説明しました。2023年の中國とRCEPの他の14加盟國の貿易総額は、協定発効前の2021年比で5.3%増の12兆6000億元(約258億円)に達しました。うち、中國からRCEPの他の加盟國への輸出は16.6%増で、同じ時期の中國から世界への輸出の伸び率を4.6ポイント上回りました。中でも、中國は新エネルギー車、リチウム電池、太陽光発電関連製品の輸出で目覚ましい実績をあげました。
関稅減免の面では、中國企業が2023年においてRCEPの優遇稅制により享受した輸入関稅の減免額は23億6000萬元(約484億円)に達し、同時に自由貿易パートナーであるRCEPの輸入企業が中國からの輸入商品で受けた優遇金額は40億5000萬元(約830億円)に達したとのことです。(Yan、鈴木)
「中國國際放送局日本語版」より 2024年1月27日