「現(xiàn)在、世界経済は回復力が不足し、貿易摩擦が頻発し、各主要経済圏の自身の産業(yè)チェーンとサプライチェーンへの不安は高まっている。このような狀況下で、中國が7回続けて輸入をテーマとした國家レベルの博覧會を開催したことは、大國の積極的開放の責任感を大いに示し、世界の多國間自由貿易に原動力を注いだ」。復旦大學世界経済研究所所長?経済學院教授の瀋國兵氏はこのほど、経済日報の取材に応じ、強まり続ける「中國の力」は世界貿易機関(WTO)の多國間自由貿易秩序の積極的なディフェンダーだと示した。
WTO加盟から20年以上にわたり、中國は多國間貿易體制の維持、世界経済と貿易の発展の促進に大きく貢獻してきた。2018年、一國主義の逆流が橫行するなか、中國は第1回中國國際輸入博覧會を開催し、開放を拡大し、実際の行動で多國間自由貿易の旗を掲げ、中國市場と改革開放がもたらす効果を世界各國に共有し、世界の企業(yè)に巨大なビジネスチャンスを提供した。7年で、輸入博はますますよくなり、中國の新発展構造を形成する窓口、ハイレベル開放を推し進めるプラットフォーム、世界が共有する國際公共商品になった。
瀋國兵氏によると、長年にわたり経済が安定的に発展している中國は、輸入額の持続的な拡大を通し、各國に市場、投資、成長のチャンスを提供している。過去6回の輸入博の成約額はそれぞれ578億3000萬ドル、711億3000萬ドル、726億2000萬ドル、707億2000萬ドル、735億2000萬ドル、784億1000萬ドルで、輸入博は世界各國が中國の経済?貿易発展の勢いに乗る「橋頭堡」になったことを示す。
瀋國兵氏は以下のように話した。輸入博は世界の企業(yè)の「夢を追う場所」であり、各國企業(yè)に新たなチャンスをもたらし、中國の製造企業(yè)が世界の生産チェーン?サプライチェーン?バリューチェーンに深く溶け込み、革新的発展を実現(xiàn)する後押しをし、競爭力の向上に強大な原動力を注いだ。中國は自由貿易試験區(qū)の制度革新力を向上させることで、ハイスタンダードで質の高い自由貿易試験區(qū)のビジネス環(huán)境を構築し、新型の質の高い國內外企業(yè)を自由貿易試験區(qū)の投資者にしようと進めている。輸入博を通し、國內外の企業(yè)、消費者、貿易業(yè)者の情報対稱性は向上し、企業(yè)は最良の協(xié)力パートナーを探しやすくなり、革新発展と競爭力の向上に新たなチャンスをもたらすことにもなる。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2024年11月7日