▽中國の月面著陸も遠くない
中國の月探査プロジェクトで首席科學者を務める歐陽自遠?中國科學院(科學アカデミー)院士はこのほど、科學者たちによる「科學普及フォーラム」で、中國初の月探査衛星「嫦娥1號」を年內に打ち上げ、月周回軌道を周回せさる計畫であることを明らかにした。2010年前後には、月面著陸と月面探査車による探査を行う予定だ。「北京青年報」は歐陽氏の発言を次のように報じている。
中國は、月探査を実行する條件を完全に備えていると言えよう。われわれは過去に一度も実施したことがなかったにもかかわらず、初の月探査でおおよそ米國が2000年に達成した結果をさらに広げたものに相當する成果を得た。第1回目の探査では主に、月の資源?エネルギー?環境に対する、全面的?総合的なリモートセンシング観測を実施する。
中國はこれらの能力を完全に備えている。ロケットは月探査機器を送り込む能力を完全に備え、なお大きな余力がある。中國の衛星開発水準も完全に要求を満たしている。打ち上げ施設も、月探査機打ち上げの條件を完全に備えている。観測制御システムも確実なパフォーマンスが実現可能だ。われわれは、すばらしいチームも備えている。軌道?飛行器設計?電子情報技術なども実現可能だ。中國人が月面著陸の夢を実現するのも、遠い未來のことではない。
「人民網日本語版」2007年2月6日