3D映畫の興行成績が世界で大きな成功を収め、精巧な立體畫像と刺激的な感覚が味わえる3D技術に視線が向けられるようになった。最近、中國科學院長春光學精密機械物研究所が開発した、単一源光路を使った360度の3D映像フローティングディスプレイからも3Dディスプレイ技術の未來を垣間見ることができる。このデバイスは、立體視用メガネをかけずに多くの人が同時に多角度から3D映像を見れる。科技日報が23日伝えた。
國內市場には3Dディスプレイが數多くあり、視聴者にバラエティ豊かな映像を提供しているが、その映像をきれいに見れるのはスクリーン前方の決まった範囲に限られ、映像の光度が足りないことも難點だ。デンマークの會社が開発した同様のシステムだと放映した映像がデイスプレイ中央に表示され、様々な角度から観賞できるが、人々が目にする映像にはパララックス(視差)がないため、心理的な被寫界深度はあっても視覚的な被寫界深度はない。しかし今回、同研究所は3D物體の360度フローティングディスプレイの技術課題を解決した。
技術が日増しに成熟するにつれ、広告やギャラリー、ゲームなどに幅広く応用され、より高品質な映像が體験できる日もそう遠くない。
「人民網日本語版」2010年4月23日