5萬5千個の粽で作られた岳陽樓が先ごろ、岳陽に登場した。12日から14日まで岳陽南湖と武漢東湖で行われる2010年岳陽端午観光文化祭?第1回湘鄂「名樓名湖」ドラゴンボートレースのイベントの一つだ。
ドラゴンボートレースの組織委員會によると、この粽で作った岳陽樓は高さ5.07メートルで、周りの長さが36.9メートル(「岳陽樓記」の369文字にちなむ)、高さ1.2メートルの正方形の基盤の上に置かれている。実際の岳陽樓との対比スケールは5対1だ。鉄筋を溶接して作った岳陽樓と城壁の基礎に粽を敷き詰めてゆく方法で作られており、主體には粽を詰め、入り口や窓の位置は形と吊下げ方を変えた粽を使っている。
今回のドラゴンボートレース活動部の劉革新部長によると、5萬5千個の粽で作られた岳陽樓は岳陽市の550萬人近くという人口を表すもので、世界でも初めての試みだ。この岳陽樓は上海大世界ギネス本部に「最も多くの粽で作られた景観造型?岳陽樓」と認められ、13日に記念式典が行われる。
「岳陽樓に使われた粽はいずれも生粽で、終了後には回収可能なので無駄にならない。調理済みの粽も用意しており、記念式典の後で、失業者代表や一人暮らしの高齢者などを招いて一緒に端午節を祝う予定だ」と劉部長は紹介している。
「人民網日本語版」2010年6月12日