まだ具體的な日程は確定していないが、月探査衛星「嫦娥2號」が10月1日の國慶節に打ち上げられることが有望視されている。26日付で「新聞晨報」が伝えた。
嫦娥1號のバックアップ衛星である2號は、3號の月面著陸を実現に向け鍵となる技術の実験を行うとともに、著陸地點の高度畫像処理を主要任務としている。
また、嫦娥2號は月の資源ヘリウム3を測量する任務も課せられている。ヘリウム3の地球への輸送問題を解決できれば、8トンのヘリウム3で中國の1年分のエネルギー供給を賄うことができる。嫦娥2號にはガンマ線スペクトロメーターが搭載され、月の様々な元素の相対的な含有量を精確に測定し、月の豊富な資源が眠る箇所を発見する見通し。
「人民網日本語版」2010年9月27日