近年、國による新エネルギー発展の奨勵に伴い、原子力発電にもこれまでに無いほど注目が集まっている。次々と原発プロジェクトに著手する國內(nèi)企業(yè)からは、人材不足の聲があがっている。「科學時報」が30日に伝えた。
「原子力発電中長期発展計畫(2005-2020)」によると、中國は今後10年間、毎年5-8基以上の原発ユニットを起工し、2020年までに、中國で稼動中の原発設(shè)備容量は4000萬キロワット、建設(shè)中の原発設(shè)備容量は1800萬キロワットに達する見込みだ。
大まかな計算によると、原発の設(shè)計、製造、建設(shè)、運行、管理、研究などを行う人材ニーズは毎年數(shù)千人に上るが、全國の大學で原子力工學を?qū)煿イ筏?007年度卒業(yè)生の総數(shù)は500人にも満たない。現(xiàn)在、中國の原子力業(yè)界の技術(shù)人材と、プロジェクト管理、金融、財務(wù)、ビジネス交渉などの人材はどれも不足している狀態(tài)だ。
華北電力大學核科學工程院の陸道綱院長は「原子力発電の産業(yè)チェーンでは現(xiàn)在、各所で深刻な人材不足となっている。発電所の建設(shè)だけでなく、原発技術(shù)の開発、核燃料の供給と処理などでも人手不足が深刻だ。ただし、核物理方面では人手が足りている。これに比べて足りないのが、原子力工學の人材だ。原子力工學でもミドル?ハイレベルの人材は足りているが、第一線とローエンドの技術(shù)人材は不足している」と述べる。
陸氏院長によると、第一線とローエンドの技術(shù)人材には、原発の管理、現(xiàn)場の運営管理、工事現(xiàn)場全體の管理、操作員の管理、安全制御、計畫と保証、設(shè)備メンテナンスなどが含まれる。また、発電所の建設(shè)面では、建設(shè)現(xiàn)場全體の制御、各部門の分業(yè)と連絡(luò)などを行う専門人材が不足しているという。(編集SN)
「人民網(wǎng)日本語版」2010年12月1日