中國初となる民間の科學調査船「潤江1」がこのほど、本格導入された。29日付「科學時報」が伝えた。
海洋を知ることは、國土安全保障と経済発展の重要な基盤となる。海洋調査船は海洋のフィールド観測、サンプル採集、科學調査研究を専門に行う船舶で、調査任務によってそれぞれ総合調査船、専門調査船、特殊海洋調査船に分類される。大まかな統計によると、現在50カ國以上が500隻を上回る海洋調査船を擁しているといわれる。
「潤江1」は、舟山潤禾海洋科技開発服務有限責任公司が2009年に設計?建造した民間の科學調査船で、獨立駆動型の主力エンジンと推進システムを搭載、6度の航海によりその安全性、能力、経済性が証明された。船上には作業に適した三腳、巻き揚げ機、後甲板が搭載、全回転舵によって自在に船舶を操縦でき、航続時間も長い。
「潤江1」の導入によって船舶の利用効率は向上、海洋科學調査はより便利になった。中國の海洋科學調査における重要な役割が期待されている。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年12月30日