工業情報化部通信発展司の張峰司長は27日、國務院新聞弁公室で開催された2010年度の全國工業通信業運営狀況記者発表會において、中國獨自の4G規格であるTD-LTEがすでに大規模テストに向けた技術條件を備え、2012年には商用設備の開発が完了する見込みであることを明らかにした。新華網が27日に伝えた。
中國移動(チャイナモバイル)は2010年末、上海、杭州、南京、広州、深セン、廈門(アモイ)の6都市でTD-LTEの大規模な技術テストを開始した。昨年行われた上海萬博の會場內では、世界初となるTD-LTEの試験ネットワークが建設された。現在、TD-LTEの開発には、ノキアシーメンス?ネットワークス、アルカテルルーセント、エリクソン、大唐電信(ダタンテレコム)、中興通訊(ZTE)、華為技術(ファーウェイ)など、國內外の大手通信設備メーカーが參加している。
張峰司長は、「TD-LTEの大規模テスト段階では、チップや計器などの弱點を重點的に強化し、TD-LTEシステムのネットワーク能力を実証していく。大規模テストには國內外のメーカーが參加しており、世界的な大手メーカーのTD-LTE産業化開発への參加を歓迎する」と述べた。
中國では2009年、3つの3Gライセンスが発給され、2010年末までに、中國の3Gユーザー総數は4705萬件に達した。うち、中國が知的所有権を有するTD-SCDMAのユーザーは2070萬件に達している。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年1月28日