全國政治協商會議委員で中國航天科技集団公司中國運搬ロケット技術研究院黨委員會書記の梁小紅氏は、長征ロケットの全シリーズが間もなく出揃い、今後30-50年間は宇宙船の打ち上げに対応できると明らかにした。これで中國のロケットが世界トップレベルに達することになる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
運搬ロケットは中國を含む多くの宇宙開発國が宇宙に飛び立つ唯一の手段として使われる。中國の新型ロケットは全シリーズが出揃い、大型?中型?小型すべての運搬能力を備え、各軌道に対応した打ち上げを行える。今後、徐々に現役のロケットと交代していく計畫だ。
「長征5號」ロケットの開発は今のところ順調に進んでいる。完成後、ロケットの運搬能力や信頼性など総合的な性能は世界トップレベルに達するとみられ、特に運搬能力は米國が採用している水素型エンジンを動力とするデルタ4Hロケットの運搬効率と同じレベルで、最先端の水準にある。
昨年、全世界で行われたロケットの打ち上げは計74回。打ち上げ回數では中國と米國が各15回で同じ2位だった。中國は15回の打ち上げすべてを成功させ、打ち上げ能力と成功率で世界一流の先進國に劣らないことを見せつけた。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年3月4日