中國インターネット情報センター(CNNIC)は北京で19日、「第28回中國インターネット発展狀況統計報告」を発表した。それによると、今年6月末現在、中國のネットユーザーは4億8500萬人に達し、インターネット普及率は2010年比1.9ポイント増の36.2%となった。また今年上半期、ミニブログ「微博」の利用者數は208.9%増と大幅に増加し、利用者増加率が最も高いインターネット利用法となった。
モバイルインターネット利用者は3億1800萬人で、昨年末比1494萬人増加した。モバイルインターネット利用者がネットユーザー全體に占める割合は65.5%に達し、すでにネットユーザーの重要な一部となっている。
今年上半期、中國ネットユーザーの増加數は2770萬人で、昨年同期の3600萬人を下回った。増加率はわずか6.1%と、近年で最低となった。
アナリストの孟凡新氏によると、ネットユーザーの増加率が低下した理由は、インターネットの普及が新たな促進要素に欠けるためだという。2009年には3G攜帯が登場し、ネットユーザー増加を後押しした。新しい技術や利用法が徐々に打ち出されるに伴い、変化を好む人々はすでに大部分がネットユーザー化しており、現在非ネットユーザーにインターネットを浸透させることは難しくなっている。