●中國、深海技術で新たな飛躍。
5月下旬、中國が自主設計?製造した第6世代の3千メートル級深水半潛水型石油掘削プラットフォーム「海洋石油981」の使用がスタートし、中國の深海オイルガス資源の探査及び開発能力、大規模な海洋工學設備建造能力が世界トップクラスの仲間入りを果たした。また、7月には中國が自主開発した初の有人潛水艇「蛟龍號」が水深5千メートル級の潛水試験に成功、最大深度は5188メートルに達し、中國の有人潛水記録を塗り替えた。
●中國初の空母、試験航行を実施。
中國初の空母は改造工事の進展に伴い、8月と11月に2度にわたる試験航行を行った。
●月探査衛星「嫦娥2號」、追加実験を完了。
月探査衛星「嫦娥2號」は設計壽命に達した後、▽月の南北両極の畫像取得▽月面?虹灣地區の撮影▽太陽-地球ラグランジュ2へ到達し、観測を行う--という3つの追加実験を完了した。
「嫦娥2號」は8月下旬、月周回軌道を離れ、地球から約170萬キロメートル離れたラグランジュ2を周回する軌道に到達し、観測を開始した。
●中國、初のランデブー?ドッキングに成功。
中國は9月下旬?11月中旬にかけてドッキング目標機「天宮1號」と宇宙船「神舟8號」を打上げ、▽宇宙でのランデブー?ドッキング▽結合體の飛行▽分離?帰還--という多くの重大実験任務を行い、成功を収めた。これにより、中國は獨自のドッキング技術を掌握する世界で3番目の國となった。