一夜にして「氷墩墩」がSNSで話題になった。オンラインでは売り切れ、オフラインでは長蛇の列。一部の店は「1個(gè)限り」という制限を出さざるを得なくなっている。

　氷墩墩は世界的にも人気者だ。ある日本人記者は、帰國する際には服を捨て、トランクを氷墩墩でいっぱいにすると述べた。モナコ公殿下も氷墩墩を2つ持ち帰り、雙子の子供にプレゼントしたいという。

　氷墩墩の人気はそのかわいらしさのほか、北京冬季五輪の熱狂、中國の科學(xué)技術(shù)力のおかげでもある。クールな外殻、高い運(yùn)動(dòng)能力は、中國人の「テック強(qiáng)國」と「體育強(qiáng)民」という希望を擔(dān)っており、「共に未來へ」という願(yuàn)いを伝えている。

　北京冬季五輪が絶えず盛り上がるなか、人々はスポーツと共に中國が強(qiáng)くなり、スポーツと共に國が栄えることに期待している。中國人のウィンタースポーツへの熱意が高まり続けている。北京冬季五輪の開催期間中、中國女子サッカーが16年ぶりに女子アジアカップで優(yōu)勝した。中國人のスポーツと競技への注目度がさらに上がった。

　中國の科學(xué)技術(shù)力が人々を驚かせている。人々は科學(xué)技術(shù)が國家繁栄の礎(chǔ)になり、イノベーションが民族の進(jìn)歩の魂になることを願(yuàn)っている。ロボットによる調(diào)理やスマートリモコンベッドなど、冬季五輪選手村は各國の選手にSFチックなサービスを提供している。「中國式ロマン」を示す北京冬季五輪の開會(huì)式において、特大の8K超高畫質(zhì)地上表示システム、AIリアルタイムキャプチャー技術(shù)、裸眼3D効果、水素燃料の安全な利用?保存、國家體育館の5G信號(hào)カバーといった技術(shù)が、観客に光と彩りが豊かな美しい開會(huì)式をもたらした。科學(xué)技術(shù)や実力などのキーワードが何度も注目された。

　氷墩墩と「雪容融」は人々の冬季五輪の熱意の出口だ。デザイナーが述べている通り、雪容融の氷の殻の內(nèi)側(cè)には溫もりと柔らかさがある。世界の百年に一度の大変動(dòng)と新型コロナウイルスが重なっているが、「共に未來へ」という聲援は、それに耳を傾ける多くの人の心を溫めることだろう。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2022年2月10日